空っぽなあたしとヤンキーな彼
綺麗な校舎…
「あった…職員室。」
小さく深呼吸して、ドアをノックした。
「失礼します…」
少し緊張気味の声になった。
「何か?」
「今日からお世話になります。神楽未来です」
「あぁ。転校生の!」
あたしは頷いた。
「じゃあ、こちらでちょっと待っててもらえる?2年生だったかしら?」
「はい。」
あたしは職員室に足を踏み入れた。
そのとき、右手側に金色の何かが目に入った。
ちらっと見ると、金髪の男の子。
どうやら怒られてるみたい。
あたしは見てないフリをして、先生について行った。