Don't a hero
エレベーターを囲み所々に長方形の穴が空いた壁…。
分かりやすく言うと、この場所は円柱のような形になっている。
俺達の他にも、沢山の数の透明のエレベーターがこの空間を行き来していた。
「さぁ、もうすぐ5階に着きますよ。」
黒ぶちメダネの男は、少し斜め上の壁に大きく書かれている“5F”を指差した。
“5F”の文字を中心に、横並びにあの長方形の穴が広がっている。
「この長方形の穴の中に入っていきます。横に移動するときに少し揺れますので、気をつけて下さい。」
そう言うと、黒ぶちメダネの男は俺の肩に手を添えた。
するとエレベーターは少し揺れ、1つの長方形の穴の中に入っていった。