君の声【短編】

 

「お疲れさまでした」
 
グラスを磨いている店長にそう言って
店を出た
 
さすがに夜は昼と違い
肌寒かった
 
そうだ
コンビニに寄ろう
 
一番近くのコンビニに向かう
 
「いらっしゃいませ」
 
男性店員が
夜にも関わらず
元気良くあいさつをしてくる
 
軽く頭をさげて
何となく雑誌売場へ向かう
 
店内にいる客は
僕ぐらいだった
 
しばらく立ち読みをしていると
 
他に客が入ってきたようだ
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