君との出会い～奇跡がある限り～

日常 side亜美

よく晴れた日、あたしはいつものように麗羅と一緒に家に帰っていた。


「そーいえばさ、あたしビッグニュースがあるんだけど……聞きたい？」


当然、麗羅からは『え〜なに〜？勿体ぶらないで教えてよ。』って返ってくると思っていたに、なぜか反応が無かった。


せっかく良い話しなのにと、不思議に思って麗羅の方を向くと、なぜか壁の方に歩いていく麗羅…


「ちょっと〜どこ行くの？麗羅」


｢あ〜ごめんごめん↓ちょっと考え事してた。｣


どうやら、この子は聞いていなかったようだ……


仕方が無いのでもう一回言ってみたら、さっきとは違い凄い話に乗ってくれた。


ま、同然だろうケドね？

だって、今すごい人気急上昇中のアイドル歌手が、近場でしかもいきなりライブを開くことになったんだよ！！


こんなに急に決まるなんて、滅多に無いよね。


しかもある事情で、そのチケットをゲットすることも出来ちゃったし…