君との出会い~奇跡がある限り~
「だって本当の事じゃん!誰だっけ〜?中学二年生にもなってー…。」
「あーもう良いじゃん?そんな昔の事忘れよう!!ほら始まっちゃうよ。」
私達は今、YUNYUNのライブに来ていた。
普通ライブといったら、午後からだけど、YUNYUNはよく特別に午前もライブをしたりする。
そして、今回も例外ではなくて、私たちはそっちの方を見に来ていた。
それでも周りには、午前中なのにもかかわらず、人がたくさんいた。
私達みたいに学校を休んでくる人とかもいれば、スーツを着ていて会社の途中で抜け出してきたような人とかもいる。
YUNYUNは、顔が良いだけじゃなく、ファンサービスも良い。
さらにその歌のうまさに、男女問わずすっごい人気があった。
「はぁ〜良かったね?生YUNYUN」
「本当ちょ〜最高だったぁ〜!!」
「マジないよなあれは、すごすぎだってーの!!」
「充は?どうだった。」
「うん、すごいやばかった……。」
あれから二時間近くもYUNYUNの歌を聴いていた。
悲しくも一番前の場所には、なれなかったけど、普通にYUNYUNを見ることができた。
「なぁ〜腹へらね?」