君との出会い~奇跡がある限り~
慶介君もかまうのに面倒くさくなったのか、反抗しなくなった。
そして、亜美とじゃなく充君と話始めた。
その内容は、聞こえなかったけど……
しばらくして、亜美も慶介君も2人して携帯をいじり始めた。
私は特に気にせずマックを一生懸命探していた。
しばらくして私の携帯が鳴ったので見てみると、亜美からメールが来ていた。
どうやら二人には聞かれたくない事らしい。
その内容は
<久しぶりに充と出かけたから、今日はまだ時間があるし、このまま二人でデートしてきたいな♪
だから悪いけど抜けて良い?>
というものだった。
私はあまり何も考えずにOKした。
だって私たちも一応受験生だから……
だから、こんなふうに時間が空くなんて滅多に無いことだと思うし…
「麗羅ゴメンね?」
そう言って、充君と亜美は仲良さそうに二人でどこかへ行ってしまった。
しばらくして私は気づいた。
慶介君と二人きりになってしまったということに。
「じゃあ私達も解散する?」
ただ今の時刻は、1時45分まあちょうど良いくらいかな?
と思いそのまま私はどこかへ、行こうとした…んだけど……
「ちょっとまって!もうこんな時間だしせっかくだから、一緒に飯食わない?」
私は少し悩んだ。
マックに行く前に2人とは別れたから、まだ何も食べてはいなかった。
でも、あんまり慶介君とは話したことないから…
そもそも私といて、楽しいのかな?
そんなことを考えていた。
でも、慶介君は真剣に言っているような気がして断るのも悪いなと思った。
「……いいよ。私で良いなら。」
「本当!?やり!!」
気づいたら、そう返していた。