君との出会い~奇跡がある限り~
それから、さっき慶介君が行きたいと言っていたマックでご飯を食べた。
「マックあって良かったね。」
「え?」
「だってマック好き何でしょう?」
「あ〜…いや確かに好きだけど……なんていうかむしろ麗……」
【〜〜〜♪〜♪♪♪〜♪】
「「!!」」
「ごめん俺だ。ちょっと電話してくるね?」
私は頷いて返事を返した。
もうご飯は食べ終わっていたので、ゴミを片づけて待つことにした。
「(それにしても、さっき何を言いかけたのかな?)」
のんきにそんなことを考えながら、ジュースを飲んでいると、慶介君が血相を変えて戻ってきた。
「ごめん……ちょっと急用ができちゃったここで解散でも良い?」
私はまた頷いて返事をした。
帰り際「ゴミ片づけてくれてありがとう。」
急いでいるはずなのに、わざわざお礼を言ってくれた。
「………大丈夫かな?かなり急用だったみたいだったけど。」