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次の日の朝。



登校して、下駄箱で上履きに履き替えるあたしの目の前には、綺麗な顔立ちの男の子が立っていた。



背もそんなに高くないし、線も細くて、女の子みたいだ。

そんなことを考えながら、通り過ぎようとした時だ。



「あんたが、立川陽菜?」



え、あたし?

昨日から、知らない人に話しかけられる何かがあるのか。



「ヤヨ、いい奴だろ?話しかけなきゃ始まらないって言ったの、この俺だから」

目の前の綺麗な男の子は、その風貌とはまるで正反対な、少し俺様な口調。



「屋良くんの、友達?」

「同じ部活」



にやりと笑ったその顔は、本当にアイドルのようだった。



「あんたら今日、外で練習の日でしょ?ヤヨのこと、見てやってよ。走ってるときのあいつは本当にかっこいいからさ」



どうして彼が、バレー部の練習が今日、外であることを知っていたのか、普段のあたしならきっと気になっていたと思う。


だけどこの時あたしは、前の日から起こっている、たくさんのはじめての出来事に、浮かれていたのかもしれない。



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