days



「で、彼氏は合宿中だから陽菜ちゃんは独り寂しくお勉強ですか?」

いつものからかうような口調でシュン君は言う。



「シュン君こそ。クリスマスっていうのにオシャレもしないで学校、ですか?」

反撃の意味も込めて、とげとげしくあたしが返す。



シュン君のことだから、またすぐに何か言い返してくるのだろうと思った。

だけどそんなことはなくて、なんだかちょっと面食らう。

何も言わなくなったシュン君が気になって、あたし達の間には冷たい空気が流れた。



「ごめん……、やっぱりいくらなんでもクリスマスに寂しい話は……」


「陽菜……?」

言いかけたあたしに被せるかのようにシュン君はあたしの名前を呼んだ。



「……なに?」

「走ろうか、一緒に」

「えっ?」

目の前にはお得意の笑顔を浮かべて、訳のわからない提案をしてくるシュン君がいた。



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