リフレイン〜3rd Season〜

「ふっ、結婚するって……その男とか?」




父は馬鹿にしたように笑いながら、健太を見た。




「紹介が遅れました。初めまして、佐々倉健太と申します。」




健太はそんな父に怖じけもせず、凛とした表情でそう言った。




「佐々倉くんか。君、仕事は何をしているのかな?」




「はい。警視庁の警護課でSPをしています」




「警察官か。やはりな」




父は残念そうに溜め息を吐き、煙草を取り出してソファに座った。




何なの…!?




「あの……何かお気に召しませんでしたか?」




健太が尋ねると、父は鼻で笑った。




「あるに決まってるだろう。君、警察官なんだろう?なら…朱里との結婚は諦めてくれ。付き合いも認めんからな」




は…?




あたしは呆然とした。



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