リフレイン〜3rd Season〜


「まぁとにかく……朱里のことは健太に任せておけば大丈夫だよ。」




「うん……そうだよね」




あたしは彼の胸元にしがみつく。




「水樹はお節介なんかじゃないよ。朱里も佐々倉も感謝してるさ」




「潤…」




この人の言葉は、なんでこんなに心を軽くさせるんだろう。




さっきまでの心の重荷が、スッと軽くなったのが分かる。



「どんな水樹でも、水樹は水樹だよ。俺の大事な女にはかわりない」




「潤……」



“大事な女”




凄くキュンとくる言葉。




「ありがと、潤。あたし頑張ってみるよ」




「おう。頑張れ」




あたし達はそっと口付けを交わした。



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