どうしょうもねぇくれぇ、好き。
「本当、久しぶりじゃん。最近逢わないねぇ。」
「だな。まぁ、しょうがねぇんじゃねぇのか?だってお前、引っ越したんだし。」
「まぁ、そうだよねぇ。って、あ。彼女さん?」
亜美が俺の横に居る瑞季を見て首を傾げる。
「あぁ。瑞季っていうんだ。」
「へぇ~。瑞季ちゃんねぇ。可愛ぃじゃない!
小・中・高と彼女居なかったくせに大学でこんな可愛ぃ子捕まえちゃって~。このこの~!
あ、よろしくね!瑞季ちゃん!」
「あ、はい…。」
俺を肘でツンツンとつつきながら(どつくと言った方が正しいかもしれない。)
瑞季に手を差し伸べて握手を求める亜美。
そんな亜美を見ながら瑞季はおすおずと亜美の手に自分の手を重ねる。
「きゃー!何この子!!めちゃくちゃ可愛ぃんだけど!」
「おい、亜美。声のトーンを落とせ。周りの人に迷惑だ。」
「あ、ごめーん。」
俺が顔を顰めるのを見て、亜美がフフフッと笑いながら俺をニヤニヤ見てくる。
…んだそれ。キモ。
亜美の怪しい顔を見て、すぐさま亜美から目を逸らす。