どうしょうもねぇくれぇ、好き。





「…。」




絶句した。




瑞季がそう思ってるなんて思ってなかったから。




「瑞季、お前「ねぇ、早くシて?」」




失望。



俺の心はポロポロと。





「嫌なら他の男にするから。」




崩れていった。




――…その後結局、俺は瑞季を抱いた。




でも今まで通りではなく、とても酷く。




今までは優しく、壊れねぇように大切に抱いてたけど




「やっ、あぁ!…んっ、わた…るぅ。」




壊れてしまいそうな程、強く、激しく、抱いた。




「もっとぉ、シて…っ」




瑞季がそう言って俺の背中に手を這わせるのが、苦痛だった。



今まで、"俺が好きだから"じゃなくてただ"シて欲しいから"だったなんて



まだ、信じたくなくて。




「瑞季、瑞季!」



「あぁあっ、わた…るぅ!」




ただひたすら、瑞季を求めた。





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