どうしょうもねぇくれぇ、好き。
「瑞季ー。」
瑞季を呼びながらリビングへと足を踏み入れる。
おかしいな。返事がねぇ…。
首を傾げながら目だけをキョロキョロと動かして瑞季を探す。
リビングには居ねぇな。寝室か。
リビングには居なかったから寝室へと探しにいく。
すると案の定
「瑞季、ただいま。」
瑞季がベットに潜り込んでいた。
「…。」
瑞季からの返事はない。
寝てんのか?
瑞季がこっちに背を向けている為
寝てんのか寝てねぇのか分かんねぇから確認する為にそっと瑞季に近付く。
「瑞季。」
「…お帰り。」
近寄って名前を呼ぶと返事を返してくれた。
起きてんじゃねぇか。反応してくれよ。寂しいじゃねぇか。
悲しく思いながら瑞季のすぐ隣のベットの端に腰掛ける。
「瑞季…昨日は乱暴にしてごめん。体…大丈夫だった?」
「…大丈夫。」
「それと、今日先に行ってごめん。なんか…顔合わせずらくて。」
「ぃぃ。今日学校行ってないから。」
「…何で?」
「腰が痛くて立てなかったから。」
その言葉を聞いて眉毛を下げる。
やっぱり酷くし過ぎた。