どうしょうもねぇくれぇ、好き。





「…ごめん。」



「ぃぃの。昨日からダルかったし丁度良かったから。」




俺の謝罪に対して瑞季が首を横に振る。



でも瑞季は、そうやって言ってるけど体をベットから起こそうとはしない。




やっぱりキツいんだろう。



マジでわりぃ事したな、と後悔しながらも俺は瑞季に伝えたかった事を言おうと試みる。




「あのさぁ瑞季。」



「……何?」




この時俺は、瑞季の声が暗いのに違和感を感じた。


でもこの気持ちを先に言ってしまいたい。そんな気持ちが先走った。




「瑞季に言いたい事があるんだけど。」




ドキドキしながら瑞季を見る。




すると


「聞きたくない。」


予想外の言葉が返ってきた。




「…ん?」




瑞季の言った意味が分からなくて暫く固まる。




「聞きたくない。」




俺が聞こえてねぇと思ったらしく瑞季はもう一度さっきと同じ言葉を口に出す。




…いや、俺は瑞季に聞いてくれねぇと困るんだけど…。




何でそんな事を言うんだ?と困って視線をさ迷わせる。



もしかして俺と話したくねぇのか?



一気に不安が心を支配する。





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