プ リ ン ス
『その依頼…お受けします。』


「ありがとう…羽藍…。」


父はホッと胸を撫で下ろした。




「学校には留学することにしとく。龍牙学園はここから通うには遠すぎるから、マンションを借りることになっている。そして……」


『そして…?』


「龍牙学園には男装して行ってほしい。」


『なぜですか?』


「更正するからには、龍牙学園のトップになってもらう。不良達になめられない為、男女共更正させたい為……その為には男装した方が効果的だと思ったからだ。」


『……分かりました。』


「準備は整えてある。マンションには要を連れていきなさい。」


『はい。』




話が終わり、お父様から龍牙学園のパンフレットを貰うと、書斎を後にした。




「羽藍の本当の笑顔が見れるように……。」


父がそんな事を呟いていたなんて知りもしなかった。








「あら、お帰りなさい。」


『お母様、ただいま。』
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