片恋★パンドラボックス
なんで優斗には全部分かっちゃうんだろう。
言ったことなんてないのに、なんでバレバレなんだろう。おにーちゃんへの気持ちも、経験ゼロだってことも。
恋愛経験なんて、見た目がちょっぴり派手だから、むしろ豊富って思われるぐらいなのに…。
「なんで…」
「なにが?」
「なんで優斗には全部バレバレなのー!」
もう、こうなったら当たるしかない。
バッと顔を上げたあたしは、ぷぅっと頬を膨らませながらポカポカと優斗の肩を叩いた。
「それはね、奈緒ちゃんが分かりやすいからだよ。ねっ、チャッピー?」
「うっ…。」
でも当の優斗はというと、ケラケラ笑いながら相変わらずチャッピーと会話してる。
言ったことなんてないのに、なんでバレバレなんだろう。おにーちゃんへの気持ちも、経験ゼロだってことも。
恋愛経験なんて、見た目がちょっぴり派手だから、むしろ豊富って思われるぐらいなのに…。
「なんで…」
「なにが?」
「なんで優斗には全部バレバレなのー!」
もう、こうなったら当たるしかない。
バッと顔を上げたあたしは、ぷぅっと頬を膨らませながらポカポカと優斗の肩を叩いた。
「それはね、奈緒ちゃんが分かりやすいからだよ。ねっ、チャッピー?」
「うっ…。」
でも当の優斗はというと、ケラケラ笑いながら相変わらずチャッピーと会話してる。