片恋★パンドラボックス
「ねぇ、優斗?」



「ん?」



「やっぱり、あたしを彼女にして。」



「は?」



目の前にはポカンと口を開ける優斗。



「お願い…」



そんな優斗を見つめながら、あたしは優斗の服の袖をギュッと掴んだ。



「ダメ?」



「あーもうっ!だーかーらっ!!俺の彼女になる為には、奈緒ちゃんの大切な、たーいせつな処女を…」



「いいよ。」



「は?」



「優斗ならいい。」



「………。」

< 116 / 205 >

この作品をシェア

pagetop