片恋★パンドラボックス
「嬉しそーな顔しやがって…。喧嘩になっても知らねーかんな。」
「ん?どーしたの?おにーちゃん?」
「別に。」
プイッとそっぽを向いたまま、ポツリと呟く、おにーちゃん。
「なに怒ってんの?」
「怒ってませーん。呆れてるだけでーす。」
「なにそれ。」
そんなおにーちゃんの顔を覗き込みながら、ぷうっと頬を膨らませるあたし。
「おっ!ブサイク発見!」
「もー!おにーちゃんのバカッ!」
「はいはい。ってことで、よし!じゃ、帰るか。」
「うん!」
悪口を言われたことはさておき、荷台をポンポンと叩くおにーちゃんに促され、横向きに座ったあたしは、躊躇することなく、ギュッとおにーちゃんの腰に腕を回した。
「ん?どーしたの?おにーちゃん?」
「別に。」
プイッとそっぽを向いたまま、ポツリと呟く、おにーちゃん。
「なに怒ってんの?」
「怒ってませーん。呆れてるだけでーす。」
「なにそれ。」
そんなおにーちゃんの顔を覗き込みながら、ぷうっと頬を膨らませるあたし。
「おっ!ブサイク発見!」
「もー!おにーちゃんのバカッ!」
「はいはい。ってことで、よし!じゃ、帰るか。」
「うん!」
悪口を言われたことはさておき、荷台をポンポンと叩くおにーちゃんに促され、横向きに座ったあたしは、躊躇することなく、ギュッとおにーちゃんの腰に腕を回した。