髪の短い天使
「200m走の人は、こっちです。」
誘導係の人に、誘導され私は200m走を走る人の列に並んだ。
うわ。学年で速い人ばっかり……
200m走は、短距離走の中で一番距離が長いので、基本的足が速い人が出る。
私が列に並んでいると、違う競技を終えた二年生が、こちらを見ている。
やっぱり、私変なんだよ……
下を向いていると、誰かが近づいてきた。
「あ、あの……」
さっき見ていた、二年生だった。
私は、平然を装って、返事をした。
「ん?えっと、二年生だよね……?」
「あ、はい!森原真緒っていいます、よろしくお願いします。」
森原真緒……
聞いたことない名前だった。
結構派手で、可愛い子だな……
「ああ、よろしくね。私は、雨宮麗。」