THE BEST REVENGE
それからカプセルを摘んで戻すと、
空色のメモのみを受け取り、
通称P缶というそれを
ルーシーに返した。

「いいのかい?」
その問いに奏梧は
覚醒したような表情で、
答えて見せた。
頭を指さし軽く指で、
くるくると回しながら、
自慢げにルーシーに告げた。
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