占い師の恋【完】
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「んだと!?青も緑も家に帰っただあ!?」
「…だから何度もそう言ってるじゃないですか。喚くなよオッサン。」
ゴツン。
鈍い音と共に頭には痛みが走る。はい、お分かりの通りぶん殴られました。
――あれから数日。
バイト帰りにバッタリ出くわしたオッサン(風見さん)により最早無理矢理棗ちゃんのアパートへと連行された私は、先日の出来事を話していた。
風見さんは私が喋る度にヤクザみたいに唸るような「あ?」だの低い声を発するのでマジで話しにくい。
「じゃあ、どっちが家継ぐんだ。」
「…知りませんよ。青なんじゃないですんか。」
「ないですかって…、お前投げやりだなオイ。」
「…、」
はあ、と溜め息を出して私を哀れむような目で見てくる風見さんを睨みつければ、「馬鹿か」と鼻で笑われる。