占い師の恋【完】


「三日と明けずに来てますよ。」

「本気…だな。」


――…本気、なのかな。

お父さんはあれから本当に三日と明けずに謝りに来る。必ず一番最後に予約を入れて。


そこがせめてもの配慮なのか…、父が部屋を出た後は私は必ず泣いてしまう。だから最後で正直助かっている。



「お前、どうすんの。」

「…今、は。許せるほど心にゆとりがないんです…。」



俯いた私の耳には、風見さんが紫煙を吐き出す音が聞こえる。その場の空気は重たくて、頭を横切るのは謝りに来る父の後ろ姿。

風見さんは、煙と一緒に溜め息を吐き出してから、何故かはっ!と鼻で笑った。



「いいんじゃねーの。」

「…え?」



思わず弾けたように顔を上げれば、言葉や声の通り。ソファの背もたれに腕を投げ出した…、いわゆる俺様ポーズでふんぞり返る風見さん。

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