透視眼鏡【BL】


「俺がお前の事好きだって事だよ!」


もういい加減限界なんだよ!と叫び
俺ごとベッドに倒れこんできた。

倒れこんできたっていうか、
俺的には押し倒されたというか。


「サチさん、落ち着いて?!」

少なくとも俺は
気づいてなかったよ、本当だよ!


「落ち着いてらんねーよ!
 なんなのお前!
 俺の裸見たかったとかいいつつ
 風呂まで他の奴見に行くし!」

「え、だってそれはあれですよ。
 ちょっと見足りなかったからですよ」

気迫に押されてですます調!


「だからさあ!そんなに見たいんだったら
 俺の見ればいいだろって言おうとしたら
 お前、人の話聞かないし!」

「そんな事言おうとしてたの?!」


そういえば、途切れた言葉の続き、
聞かずに急いで出た気がする。

勿体なかった!

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