桃染蝶
高月組・本部事務所

一夜は、組長の部屋にある
高級な黒椅子に深く腰をかけ
座っている。

正二と二人きり・・・

「アニキ
 
 今回は、手を抜くことなく
 本気で、アイザワと
 方を付けよう

 こんなことをいつまでも
 続けていても時間の無駄だ

 こんなだから、いつまでも
 雑魚だなんて言われるん
 だぜ
 
 もう、絶対にアイザワを
 逃げがしちゃいけねえ

 アニキ、聞いてるのか?」

「・・・雑魚でいいじゃん
 
 今のまま、好き勝って
 遣れて楽しいぜ」

「極道の世界に楽しみなんて
 イラねえよ」

正二の言葉に微笑む、一夜。
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