桃染蝶
そう、組織が大きければ
大きいほど、まとまりも
つかなくなる。

もともと桑嶋の事を面白く
思っていない人間にとっては
そんな男の為に血を流すのは
御免とばかりに手を抜く始末。

「おまえ等、真面目にやれ
 イチヤを見縊るな
 
 あのマミヤが可愛がってた男
 だけあって奴は一筋縄じゃ
 いかない男」

「あんたに言われなくても
 そんな事、俺達は近くで見て
 知っている

 イチヤ、元々、この抗争の
 意味を俺達は自問していた
 
 やっと答えがでたぜ

 お前に加担する」

「アンタなら
 そうくると思ったぜ」

間宮と親しかった男の加担に
より、一層、高月組の勢力は
増す。

その光景を見ていた会澤には
この抗争の結果が見える。
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