桃染蝶
一夜の存在は、もう
私の中では、兄だった。
大好きな兄。
「イチヤ
ミカンの皮ぐらい
自分でむきなよ」
「うるせえ」
「カヤちゃんも
りんご、どうぞ」
「サオリさん、ありがとう」
一夜は、極道から足を洗って
今は沙織さんの実家の和菓子屋
を手伝っているらしく、朝早く
から夜遅くまで働き
そして、愛する彼女の元へと
帰ってくる。
「ただいま」
「お父さん、どうだった?」
「今日も、怒鳴られた」
「あの、イチヤを怒鳴る事の
できる、サオリさんの
お父さんってすごいかも」
「強情・堅物・親父だよ」
三人の笑いあう声が部屋中に
響いた。
私の中では、兄だった。
大好きな兄。
「イチヤ
ミカンの皮ぐらい
自分でむきなよ」
「うるせえ」
「カヤちゃんも
りんご、どうぞ」
「サオリさん、ありがとう」
一夜は、極道から足を洗って
今は沙織さんの実家の和菓子屋
を手伝っているらしく、朝早く
から夜遅くまで働き
そして、愛する彼女の元へと
帰ってくる。
「ただいま」
「お父さん、どうだった?」
「今日も、怒鳴られた」
「あの、イチヤを怒鳴る事の
できる、サオリさんの
お父さんってすごいかも」
「強情・堅物・親父だよ」
三人の笑いあう声が部屋中に
響いた。