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有加は遠くを見つめていた。



「みんな辛いんだよ。でも丗那は一番辛いよね?好きな人が遠くに行っちゃうんだもん…。」



「有加っ「大丈夫。元彼のことはもう‥大丈夫。」



「…。」




そうだよね‥。私だけじゃないんだよね‥。



「ごめんね。有加。」


「全然。」


そう言って笑う有加は幸せそうだった。



自分だけが苦しいんだって思ってた。



でも違うんだよね。



辛いのはみんな同じ。



誰だって友達が遠くに行くのは辛いよね。




「さ、帰ろう丗那。」


「うん。」



私たちは屋上を後にした。




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