永遠の華〜last eternal〜


「んなワケあるか。正直に話さねぇと……分かってんだろうな」




いっそう眉間にシワが寄り、私を見つめる黒い瞳が鋭くなる。



あの瞳はまるで逃がさないと警告しているようで、
ゾクリと体が震えた。





『本当に大したことないの……ちょっと変な男に声かけられて……』





英二と会ったことは、香に知られるわけにはいかない。




「変な男なぁ……?」




『……香?』





意味あり気な声に、恐る恐る香を見上げた。


同時に手が伸びてきて、ビクッと体を強ばらせる。



―――っ。





思わず逃げ腰になるが、掴む腕が早くて無駄に終わってしまった。

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