永遠の華〜last eternal〜


でも、あれ……?


どうして香はあんな所にいたんだろう……?




『かお―――うっ』







沈黙をどうにかしたくて声をかけようとした途端、ふと香が立ち止まった。


前を見ていなかった私は、
当然香の背中にぶつかるわけで。





『っ、いた……』



「何やってんだよ……」




香が呆れた顔で振り返った。


いきなり止まる方も悪いでしょ!?



「ったく……」




香がそのままドアに手をかけ、扉を開く。



すると、たちまち騒がしい音が耳に響いてきた。


ちらほらと見える人だかり。




男女がテーブルを囲い、お酒を飲みながら楽しそうにする姿が窺える。




昼間とは違う、夜の顔を見せる『Bloom Eternity』を私は久しぶりに見た。
< 117 / 170 >

この作品をシェア

pagetop