永遠の華〜last eternal〜
でも、あれ……?
どうして香はあんな所にいたんだろう……?
『かお―――うっ』
沈黙をどうにかしたくて声をかけようとした途端、ふと香が立ち止まった。
前を見ていなかった私は、
当然香の背中にぶつかるわけで。
『っ、いた……』
「何やってんだよ……」
香が呆れた顔で振り返った。
いきなり止まる方も悪いでしょ!?
「ったく……」
香がそのままドアに手をかけ、扉を開く。
すると、たちまち騒がしい音が耳に響いてきた。
ちらほらと見える人だかり。
男女がテーブルを囲い、お酒を飲みながら楽しそうにする姿が窺える。
昼間とは違う、夜の顔を見せる『Bloom Eternity』を私は久しぶりに見た。