永遠の華〜last eternal〜


チラリとゆかりを見ると、俯きながら手を引かれる姿。



何でも一人で抱え込むゆかりに、内心苛ついた。








そう思いながら、たどり着いた店の前で俺は立ち止まる。




すると、背中に何か軽い衝撃を受け、振り返った。







『っ、いた……』



「何やってんだよ……」






ぶつかったのは、ゆかりで。



鼻を押さえながら、睨み付けるゆかりが目に入った。





……相変わらず、どこか抜けてんな。







呆れながら店の扉に手をかけ、立ち尽くすゆかりを中へ入れた。








すると、ゆかりの姿を見つけた悟が心配そうに寄ってくるのが分かった。





俺はそのまま壁に背中を預けたまま、その様子を黙ってみる。






悟がゆかりに何かを言って、俺とゆかりを交互に見てきた。







……あの野郎。






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