それでも君が。
「今、何時かな……?」
「もう7時になる。さっきお前のお母さん買い物から帰ってきたんだけど、何かおじいさんの具合が悪いとかですぐ出ていった」
「おじいちゃん、よく具合悪くするから……ごめんね蒼君、勉強……」
「いいって。それよりまだちゃんと寝とけ」
「……ん」
確かにまだ少し身体はだるいし、頭も重たい。
蒼君の言う通りにしようと、また枕に頭をつけた。
「おばさんが用意してくれた薬飲まなきゃな。先に何か食べないといけないけど……冷蔵庫見ていいかな」
髪の毛をかき上げながら、蒼君は問いかけてきた。
私は小さく頷く。
すると、彼は掛け布団を私の肩までわざわざ上げてくれて、部屋を出て行った。