それでも君が。
こんなに近いのに。
あなたは、私のことを、そんなに手に取るように分かっているのに。
私だって、あなたのことは何でも知っていたはずなのに。
──どうして、肝心な所で扉が閉まってしまうんだろう。
蒼君の態度が変わったことなんて、もういいの。
やっぱり彼はこうして優しい。
でも、それとは別に、私の中に新たに芽生えたものもある。
蒼君は、何を背負っているのか……。
どんな重いことを、
どんな重いものを背負っているの?
それは、私には抱えきれないと思っているから、私に打ち明けてくれないの?
そんなもどかしさが、今は一番胸を占めているよ。
ヨーグルトの味は、あまり分からなかった。