オトナな初恋
そんな私達をじっと見る木下常務のお母さん。
『あなたは、うちの息子の下で働いてるの?』
「いいえ、今は同じ部屋内で働いてはいますが、仕事内容は全然違います。私は、早坂主任の下で働かせてもらってます。」
『それじゃああなたが、拓海君のお付き合いしてる方?』
「え?なんで…」
『やっぱり。ふふ。昨日拓海君が来たんだけど、その時にちょっと聞いたのよ。
お付き合いしてる女性がいるって。その子は自分の下で働いてるって話してくれたから。』
「そうですか。」
『拓海君もそろそろ身を固める年頃かしらね。
あら、面会時間過ぎてたわ。桜井さん、雄太の事今日だけお願いします。』
「はい。雄太君、行こうか。では失礼します。」
『おばあちゃんまた来るね!』
雄太君は手を振って私と一緒に病室を出た。
「雄太君お家に帰ろうね」
『うん!亜希ちゃんはお家に入れるの?パパしか玄関開けられないんだよ?』
「パパから鍵借りたから大丈夫。さあ行こう?」
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『あなたは、うちの息子の下で働いてるの?』
「いいえ、今は同じ部屋内で働いてはいますが、仕事内容は全然違います。私は、早坂主任の下で働かせてもらってます。」
『それじゃああなたが、拓海君のお付き合いしてる方?』
「え?なんで…」
『やっぱり。ふふ。昨日拓海君が来たんだけど、その時にちょっと聞いたのよ。
お付き合いしてる女性がいるって。その子は自分の下で働いてるって話してくれたから。』
「そうですか。」
『拓海君もそろそろ身を固める年頃かしらね。
あら、面会時間過ぎてたわ。桜井さん、雄太の事今日だけお願いします。』
「はい。雄太君、行こうか。では失礼します。」
『おばあちゃんまた来るね!』
雄太君は手を振って私と一緒に病室を出た。
「雄太君お家に帰ろうね」
『うん!亜希ちゃんはお家に入れるの?パパしか玄関開けられないんだよ?』
「パパから鍵借りたから大丈夫。さあ行こう?」
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