オトナな初恋

３人でﾌｧﾐﾚｽへ入りご飯を済ませた。



お店をでて、帰ろうとする私を引き止める雄太君。



『亜希ちゃん、僕のお部屋に来てよぉ！一緒に読みたいご本があるんだ。』



「雄太君、遅くまで起きてたらまたお熱があがるかもしれないよ。だから駄目だよ。」



『やだ！もう大丈夫だもん！！だからお願い！！』



『桜井さん。少しだけ寄って行かない？１冊何か読めば、雄太も満足すると思うし。』



木下常務まで雄太君と一緒になって私を誘う。
普通は、子供をなだめるもんじゃないの？
２人がかりで誘われると、断りずらいじゃない！


「あの…私、そろそろ本当に失礼しないと…」



『帰りはちゃんと送るから、少しだけ雄太のお願い聞いてやって？』


「………」



『亜希ちゃん、お願い！』











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