オトナな初恋
『じゃなきゃ入れる訳ないよ。
あまりにも夜景見て喜ぶ亜希を見てたら、泊まりたくなったんだよ。』



「そ、そんな…」



こんな高そうなホテル…
はしゃぎすぎたせいだ。



『亜希?なんでそんな顔すんの?泊まりたくなかったのか?』




「そうじゃないけど…でも、代行頼むのと宿泊じゃ雲泥の差が…」



『ばーか。気にすんな。こう見えても俺稼いでんだぞ?それに少しくらい見栄はらせろよ。』





手を引っ張り窓まで連れてかれる。
カーテンを開けるとそこはレストランで見た景色より高い所からの景色だった。





「すごい…綺麗。」






後ろから抱きしめながら拓海さんも頷く。





『いい眺めだな。』






「拓海さんありがとう。私の為に、部屋までとってくれて。景色、凄く綺麗。」



『部屋とったのは俺の為でもあるけどな。』




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