オトナな初恋
「あ…れ?私…」
『亜希、大丈夫?2、3分位だけど、気失ってたんだ。風邪振り返しちゃ大変だと思って、おいてあったバスローブ着せたんだけど。』
「ありがとう…くしゅんっ!」
汗ばんだ体はすっかりと冷えていた。少し肌寒い。
『やばいな。まじで振り返した??』
「汗ひいて、少し寒かっただけ。シャワー入って来てもいい?」
『あぁ。しっかり暖まれよ。』
バストイレ一緒になっていて、シャワーカーテンを閉めてお湯を出す。
バスローブを脱ぐと、目の前に付いてる鏡ごしに自分の体が目に入った。
あちこち至る所にキスマークがついている…
シャワーを浴びながら腕を上げると、二の腕にまで付いている跡…
こんな所にまで…
制服、半袖だと見えちゃうかもしれないのに。
沢山の愛された痕跡が、また私を熱くさせる。
シャワーを浴びてしっかりと髪を乾かして拓海さんに声をかけた。
「拓海さん、シャワーは?」
『入るよ。』
そういって脱いだバスローブ。
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