オトナな初恋





週末になり、金曜の午後、私は会議で使うための資料を会議室へ運ぶように部長に頼まれた。



分厚い冊子になった資料。出席する人達の人数分となるとすごい量でかなり重たい。




こんなの女の子に運ばせないでよね!
2回に分ければいいのを一辺に持ってしまった。意外に平気かもなんて歩いてたら、どんどん苦痛になって来て、階段を昇るのも一苦労だった。




一回休もうかな…上に着いたら、台のようなものあったよね。そこに一旦置こう。



そして台の所まで行き置こうとした時だった。


通り過ぎる人と肩がぶつかり体制を崩す。

『ごめん…あっ!!』

後ろへよろけて資料から手を離した。



転ぶ私に容赦なく降ってくる資料の山。





いったああああああい!!


『大丈夫か!?』


駆け寄ってくれたのは拓海さん。
ぶつかった人も
『ごめんねっ!大丈夫!?怪我してない?』


としきりに謝りながら散らばった資料を集めてくれる


「大丈夫です…こちらこそ前をちゃんと見てなかったから…すみません。」




『おい、お腹打ったのか?押さえるくらい痛いのか?』


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