オトナな初恋
そのあと早坂主任から関口主任が、一緒に異動になった理由を聞いた。


関口主任は電算部にいて、今までは社内全部のコンピュータ管理等をしてきてたらしい。


早坂主任の仕事は電算部にも知られてはいけないらしく、メインサーバとは別に、誰にも不正アクセスをされないようにしてもらうために、呼ばれたらしい。


『表向きには総務部の管理をすることになってるから、僕の方も二つ仕事があるんだ。話しを聞いてうなだれたよ。』


関口主任は私にそう言った。


そりゃそうだろうな。
今までの仕事以上に大変な事くらい私でもわかるもん

その後、連れて行かれたのは、総務部だった。


私達が使う部屋は小会議室だったところらしい。


入り口側は全面ガラス張りになっていて室内が丸見え。


部屋内から総務部を見渡すと、総務の人達が好奇心いっぱいの顔でこちらを見ているのがわかる。


女子社員の私を見る目がキツいのは、私の思い違いであってほしい…。


この二人と上手くやっていけるか考えるよりも、総務の女子社員と上手くやっていかないと、大変だな……

早坂主任と同じ部署なら良かったのにと、こないだまで夢見てたはず。


まさか叶うなんて思いもしなかった。


本来なら凄く嬉しいはず!…なのに…
これから任される仕事の事や、総務部の女子社員と上手くやっていけるかを考えると、嬉しい気持ちもどこかへとんでしまっていた。
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