オトナな初恋
結局その後、営業推進部へ戻って、残ってる仕事を全て終わらせた。


「それじゃ、お先に失礼しまーす。」


とまだ残っていた人達に声をかけて、更衣室へ向かう。


明日はまた土曜出勤の日だ。明日中に今のデスクの私物、片付けなくちゃいけないな。


そんな事をぼんやり考えてると


『桜井さん。』


声を掛けられた。振り向くとそこには総務部の女の先輩が4人、にっこりとした笑顔で、いや、作り物の笑顔を貼付けて立っていた。

あ、なんか嫌な予感…


『ちょっといいかしら?』

そう言われ連れて行かれた女子トイレ。


トイレの奥へ押し込まれる。そして恐ろしい顔つきで、問いただされた。


『どういうこと?あなた一体どんな手を使ったの?』


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