オトナな初恋
拓海さんはタオルで頭を拭きながら、



『すげー兄貴だよな。改めて思うよ。今週末にまた来て、パンフ見せられそうだな。』




「や、やめてよ…」




有り得るなと思った。





『俺は無理に断らないで、そのまま結婚してもいいけど?亜希の兄さんの気が変わらないうちに結婚しておくか?』




「もう大丈夫だから!お兄ちゃんも反対なんてしないから。それに…そういうのはゆっくりと自分達で決めたいし…」






拓海さんは微笑んで、私の頭を撫でてリビングへ移動した。








あれ?なんだろう今の反応…






「拓海さん?」




追い掛けて尋ねる。






『…みそ汁噴いてるぞ。』






「え!?あ!!」




火かけっぱなしなの忘れてたぁ!!





結局そのまま聞きそびれてしまった



.
< 338 / 362 >

この作品をシェア

pagetop