男は死んだのだ
抵抗しても...意味無いんだろうなあ


ぼーっとどよんとした空を見上げながらずるずると引っ張られた。

気づいたら、もう扉の中に入ろうとしていた。

この中に一体何があるんだ?

まず、俺は何をしたんだろう。


中に入ると、いきなり金色の光に包まれた。


うっわっ眩しいんですけど!

思わず思いっきり目をつぶった。


そのうち、ピタッとおじさんとお兄さんが止まった。

まだ目を閉じていたのでビックリしてパッと目を開いた。


目の前には、十メートルはある巨大な人が巨大な椅子に座って俺を真っ直ぐな目で見つめていた。


ああ…これがいわゆる神様って奴か?


「神様!不法死者人を連れて参りました!」おじさんが叫んだ。

やっぱり神様か...。ん?不法死者人?


「...なるほど。」神様はそうつぶやいていきなりパンッと手を叩いた。
< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop