切ない恋物語





「しても…いいよ」



夢果は恥ずかしそうに言った。顔は赤くなっていた。




「ほんとに…いいの?」



俺は聞いた。




「うん。私のファーストキスを永遠に貰ってほしいの」



夢果は下を向いたまま言った。





俺のファーストキスも夢果に貰ってほしいよ。





でも、ほんとに俺なんかでいいの?





夢果のファーストキス、奪っちゃっていいの?





「永遠?」



夢果は不思議そうに見ている。




「ほんとにいい?」



夢果は頷いた。





俺は夢果に近付き、夢果の唇に自分の唇を重ねた。






生まれて初めてのキス






夢果のファーストキス、貰っちゃいました。






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