藍色の砂
『今日の授業、
全然頭に入ってないでしょ?』
『え…?』
『ずっと上の空だった。』
『……………。』
『何かあったんだとは想像つくけど
試験近いこと忘れないでよ。』
『うん…。』
ゆっくりと駅までの道のりを歩く。
『あ、駅前の本屋さんまだ開いてる
かな?』
時計を見ると9時前。
開いてる…。
『新しい参考書見たいんだよね~。
寄り道していい?』
『うん…。』
ホントは気が向かない。
美容室のある道筋だから。
嫌でも目に入ってしまう。