藍色の砂



チラチラとボクの様子を
窺っているのもわかってる。
決して目は合わせないけど
完全にお互い意識している。



暗黙の了解で、周りは
村上をボクの彼女だと理解
しているし、
兄貴と咲妃さんの結婚が
近いことも肌で感じている。



もうそれでいいのかも
しれない。
ボクが余計な感情をぶつけなければ
丸く収まるんだろう。



キミが兄貴に送る視線や
兄貴に対する気遣いが
目を背けたくなるほどに
優しいから。



この恋心は、
ボクの中で終わりにしよう、
そう思った。



だけどキミはまた、
サインを出してしまうんだね…。













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