藍色の砂



ズルイよキミは…。
自分が一番悪いと言って、
何もかも片付けてくんだ。
残されたボクは…?
『ごめんなさい』で終わりなの…?



泣いてないで答えてよ…。



目の前が真っ暗闇に包まれて
希望も光も失ったボクは、
息をすることが精一杯だった。



何度も泣きながら謝るキミの
声も段々遠くに感じてく。



キミにとって、
ボクはどんな存在だったのか。
ボクを通して、
いつも兄貴を見ていたの…?



ボクだけを見てくれた日は
あったんだろうか…?



冷たい雫が
いつの間にか頬を濡らしてた。
カッコ悪いってわかってる。
みっともないのも。



何が正しいのかなんて
どうでもいい。
ただ感情に任せて吠えてなければ
頭がおかしくなると思った。



『後悔させないから…戻って来い。
何もかも全部、ボクが受け止める
から。だから離れるな。』



『コウくんごめっ……』



『だってまだ…ボクは一度も恩返し
出来てない。咲妃さんを幸せに出来て
ないんだよ…?』











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