藍色の砂
どうやらボクの負けみたいだから
潔くひきたいところだけど
もう少し待っててくれよな……
簡単な気持ちじゃなかった分
代償は大きい
その時勢いよく扉はノックされ
開いた。
振り向くと今にも泣き出しそうな
村上が立っている。
『連絡取れないからおかしいと
思って……お兄さん大丈夫なの!?』
早口すぎて一瞬戸惑った。
『あぁ…今は眠ってる。』
もう何日経ってるかは
よくわからないけど
ずっと昏睡状態が続いてる。
ボクの隣まで来て、
兄貴を見ると我慢してた
雫は頬を伝って
ポロポロ落ちた。
『ていうか連絡くらいちょうだいよ…。
本気で心配したんだからね。バイト
も急に休んじゃうし。』
『ごめん…。』