藍色の砂
病院の裏手にある大きな公園。
夕方のこの時間は
子連れや入院患者をよく見る。
『ずっと寝てないんじゃない?』
『え…?あぁ、そうかも。』
『ヒゲも生えてる。』
『………だな。』
『今日は帰れるんでしょ?』
『ん……。』
今夜は親父が寝泊まりする。
咲妃さんも明日来るだろう。
『だったら今日家来なよ~
ご馳走くらいするよ?』なんて隣で
話してくれているのに、
視界がぼやけて
喉の奥が締めつけられる。
『昊……?』
何なんだよ、一体……
ボクはどうするべきなんだ?
あんまりだよ……