藍色の砂
もういいんだよ、
泣いていいんだよ…
そう言われてる気がして
涙は止まることを知らない。
小さな肩に身を預けて
ボクは声を押し殺して泣いた。
情けない嗚咽を
細い腕が包み込んで
次第に不安が
和らいでくのを感じた。
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村上の家で大好きな
おばさんの肉じゃがを
ご馳走になっていた時。
母親から連絡が入り、
『意識が戻った』との言葉に
堪えるものも堪えきれずに
肩を震わせてしまった。
タクシーですぐに向かう。
泣きながら『よかったね』と、
まだ見てないのにそう言う村上を
隣に、小さな手を握りしめた。