藍色の砂



ボクは目をそらすことなく
二人を見つめてる。



受け止めなきゃいけないんだ。
例え自分を押し殺してでも。
乗り越えなきゃいけないんだ。
それが二人のためだから。
歩き出さなきゃいけないんだ。
もうそこに未来は存在しないから…。



ボクのシャツの裾を
ギュッと握る村上を連れて
静かに病室を出た。



何も言わずにそばに居てくれる
優しさが有り難い。
顔見ただけで、それが村上の
言葉になってるから
今のボクがボクで居られるんだ。



『ありがとな。』



『何が?』



とぼける割には
下向いて耳まで真っ赤
なんですけど?
とぼけ方ヘタクソだろ。



笑うと
『は?意味わかんないし!』
って言ってる。



『わかんなくていーの、』



そう言った瞬間、
『コウくん…!』って声が
背後から聞こえた。











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